2019年1月20日日曜日

終焉迫るB747政府専用機

明日からの首相ロシア・スイス歴訪のため、今日の午後、千歳からシグナス02・01としてB747政府専用機が羽田にフェリーされてきた。これまでも何度となく撮影の機会はあったが、3月末の退役を控え、今まで以上に1回1回を大切にすべく、羽田に出向いた。

千歳離陸の情報によれば、今外遊にあたり、主務機の任に当たるのは、どうやら2号機(20-1102)のよう。

2号機は先日訪れたJAL格納庫見学にて、整備中の姿を拝ませてもらったが、年末から数度整備で羽田のハンガーに入っていた。明日も主務機に当たるということで、特段の不調があるわけでもなさそう。

これまでなら、きれいな着陸を撮るために、展望デッキに向かうところだが、今日は、2機が頭を並べる瞬間を切り取るために、P3駐車場に向かった。

15時を過ぎて、運用に当たるJALスタッフの面々が円を作ってミーティングを開始。



その輪が解けると各自が持ち場に着き、ほどなくCygnus02が34Rへランディング。雲一つない快晴の中西日を浴びて、V1スポットへ。


マーシャラーの指示に従って、15:20頃スポットイン。


無事、羽田に到着した2号機の脇を、フランクフルトへ向けてB747-8iが離陸。この光景も羽田ならではといえるか。

しばしのインターバルを経て、15:55頃、Cygnus01が着陸、V2へ向かって来る。

そして、今回の最大の狙い、1号機・2号機が頭を並べる1枚を実現する瞬間が訪れる。V1・V2に並んで駐機する2機は、照明の柱があるため、ターミナルビルの制限区域内以外ではクリアに撮影することができない。それは機首の並びも同様で、チャンスは、1機目の到着後、2機目がスポットインする間際の数秒しかない。
イメージに近い1枚を収めることができ、心中に快哉を叫びながら、美しい光景をこの目に焼き付ける。
今日は日がかなり傾き、2機目のサイドは光が薄めになったが、却って、ジャンボ特有の流麗なフォルムが浮かび上がっており、これもまたよし。


さて、B747政府専用機による要人輸送のミッション。
今公表されている限りでは、この訪欧の後に首相の外遊予定は見あたらない。首相帰国後は通常国会が開会。国際政治のイベントも例年5月のG7も今年は夏となるようで、6月のG20大阪開催まではなさそう。皇室も5月の新天皇陛下即位・改元を控え、外国の訪問の動きはないのではないだろうか。(あればありがたいが。)3月末の退役まで、あと何度羽田で見ることができるだろうか。




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